2025.10.27
【2025年最新版】マレーシア移住に必要なビザ制度を徹底解説!
「マレーシアに教育移住したい」 「でも、どんなビザを取ればいいのか、正直よく分からない……」
ここ最近、そんなご相談が増えています。
実は、学校選びや住まい探しよりも、最初に考えるべきなのが“ビザ”です。 どんなに教育環境が整っていても、滞在資格がなければ計画は進みません。
この記事では、教育・資産・家族構成の3つの視点から、 マレーシアで実際に選ばれている代表的なビザを整理しました。 専門的な内容をできるだけわかりやすく、 「自分の家庭にはどのビザが合うのか」が自然と見えてくる構成となっています。
まずは全体像をつかみましょう
「マレーシアにはどんなビザがあるの?」 2025年現在、教育・生活・資産目的の長期滞在ビザは主にこの5つです。

どれを選ぶかは、「誰と・どれくらい・何を目的に」滞在するかで変わります💡
パターン①
母子留学(教育移住の第一歩)
「子どもを英語環境で育てたい」 そんな家庭が最初に選ぶのが、Student Pass(学生ビザ)+Guardian Pass(保護者ビザ)の組み合わせ、いわゆる「母子留学」です。 マレーシアでは母子留学の受け入れが非常に整っており、 小学生〜中学生のお子様を中心に、多くの日本人家庭がこの形で第一歩を踏み出しています。
🪪取得するビザの種類
- 子ども:Student Pass(学生ビザ)
- 親(主に母親):Guardian Pass(保護者ビザ)
※学生ビザは学校経由で申請、保護者ビザはその付帯として取得。
🔍ポイント
- 子ども1人につき、親1人まで(2人以上のGuardian Pass取得は原則不可)
- 父親の帯同も可能だが、現地での居住要件や収入証明のハードルが高め
- 更新は子どもの在学証明に連動(在学中は更新可)
💡 こんな方におすすめ
- 英語ゼロから無理なく現地教育に馴染ませたい
- 将来的に「単身留学」や「家族移住」にステップアップしたい
- 欧米に比べてコストを抑えつつ、英語+多文化環境を経験させたい
📘 室長コメント
母子留学は、教育移住の最も現実的な第一歩です。 現地の英語環境に親子で浸りながら、“海外生活の基礎体力”を身につけることができます。 幼少期から留学されているお子様は、英語力以外の言語も習得されるケースもございます。 まずは“子どもに英語を好きにさせる環境”をつくることが大切です。
※インター校のカリキュラムを詳しく知りたい方はこちらから:欧米の3分の1の費用で世界水準の教育を─マレーシア教育移住のリアル
パターン②
家族移住(教育+生活の両立)
「家族みんなで新しい環境へ」「教育も生活も両立したい」 そんなご家庭に最も選ばれているのが、 MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム) または PVIP(プレミアム・ビザ・プログラム)です。 どちらも長期滞在が可能で、家族帯同・教育・資産保全のバランスに優れたビザ。 それぞれの特徴を理解しておくことで、家族構成や目的に合わせた最適な選択ができます。
🪪取得するビザの種類
家族全員:MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム) または PVIP(プレミアム・ビザ・プログラム)
※いずれも主申請者+配偶者+お子様も申請可
MM2H (マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)vs PVIP(プレミアム・ビザ・プログラム)(2025年時点)
MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)
教育移住・リタイアを目的とした定番の長期滞在ビザ。銀行預金と不動産を条件に申請でき、安定した制度設計が魅力です。
✅ 特徴
- 不動産購入が必須:RM600,000(約2,200万円)以上(エリアによって異なる)
KL中心部ならRM1,000,000(約3,600万円)程度が基準 - 10年間は売却不可(ただし同額以上への買い替えは可能)
- 更新は5〜20年のレンジで柔軟に設定可能
💡 こんな方におすすめ
- 教育を軸に、家族全員で海外生活を体験したい
- リタイア後も住みやすい国でのんびり暮らしたい
- 安定性と制度面の安心を重視する
⚠️注意
MM2Hは現在、「シルバー・ゴールド・プラチナ」の3区分に分かれています。 この記事では、シルバーを基準に記載しています。
PVIP(プレミアム・ビザ・プログラム)
2022年に登場した次世代型の長期滞在ビザ。 滞在期間は最長20年。就労や事業活動も一定条件下で認められており、 「家族を連れて移住しながら働きたい」方に最適です。
✅ 特徴
- 滞在期間:20年
- 申請時、月収RM40,000(約140万円)+資産RM1,000,000(約3,600万円)
- マレーシア国内での就労・事業活動が一部可能
💡 こんな方におすすめ
現役世代で、事業を継続しながら家族で移住したい 不動産を持たずに柔軟なライフスタイルを選びたい 長期的にASEAN拠点を築きたい経営者層
📘 室長コメント
「家族移住を検討するなら、“生活・教育・ビザ”の3軸を同時に考えることが重要です。 特にPVIP(プレミアム・ビザ・プログラム)は、仕事と教育を両立したい現役世代にとって非常に現実的な制度。 一方でMM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)は、安定と安心を求める家庭に根強い人気があります。 ご家庭の目的に合わせて“どのタイミングで、どの制度を使うか”を設計することで、無理のない移住が可能になります。」
パターン③
単身留学(寮付きインターでの挑戦)
「そろそろ自立させたい」「英語漬けの環境で成長してほしい」 そんなご家庭に選ばれているのが、Student Pass(学生ビザ)単独での単身留学です。 マレーシアでは、ボーディング(寮)を完備したインターナショナルスクールも多数あり、安心して預けられる環境が整っています。
🪪取得するビザの種類
子ども:Student Pass(学生ビザ)
※保護者ビザ(Guardian Pass)は不要。学校が滞在を全面サポートします。
🔍 ポイント
- 学校の入学許可証(LOA)をもとに学校側がビザを代行申請
- 寮に常駐スタッフがいるため、安全面・生活面も安心
- 学生ビザは在籍期間に応じて1〜3年ごとに更新(学校が管理)
- 途中転校時はビザ再申請が必要
💡 こんな方におすすめ
- 中学〜高校のうちに「完全英語環境」で自立させた
- 欧米のボーディングは費用・距離・時差のハードルが高い
- 安全な国で初めての単身留学を経験させたい
📘 室長コメント
「単身留学は“本人の成長スピード”を一気に上げます。 学校内外で英語を使う時間が圧倒的に増えるため、半年で表情が変わる子も多いです。 マレーシアのボーディングは、環境・費用・距離のバランスが非常に良く、初めての単身留学先として“無理なく挑戦できる国”だと思います。」
よくある質問(FAQ)
Q. 子どもが18歳を超えるとどうなりますか?
→ Guardian Pass(保護者ビザ)は子どもが18歳になるまでが対象です。
大学進学後は、子ども本人が大学生用のStudent Pass(学生ビザ)に切り替え、保護者はMM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)やPVIP(プレミアム・ビザ・プログラム)などの長期滞在ビザを別途取得する形になります。
Q. 家族を後から帯同できますか?
→ 可能ですが、MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)またはPVIP(プレミアム・ビザ・プログラム)に再申請が必要です。
Q. どのくらいで取得できますか?
→ Student Pass(学生ビザ)は約1〜3ヶ月、Guardian Pass(保護者ビザ)は約2〜4ヶ月、MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)は3〜12ヶ月、PVIPは3〜6ヶ月が目安となります。 ⚠️ 注意: 実際の期間は担当機関(Ministry of Home Affairs/Education Malaysia/Labuan Authority)や申請時期によって前後します。 いわゆる“役所マター”のため、「目安+余裕を持った計画」が何より大切です。
🗣室長からひとこと
お子様の留学、家族での移住。 実際に現地を視察したり、学校を比較したりと、考えることは本当にたくさんあります。 その中でも、最も重要なのが今回お伝えした「ビザの選択」です。
僕自身、マレーシアに1ヶ月滞在した際、現地で耳にしたトラブルの多くがこのビザに関するものでした。 MM2HやPVIPを取得するには、一定の資産条件や準備期間が必要です。 また、学生ビザは「学校マター」となるため、入学時期から逆算して計画を立てることが欠かせません。 学校ごとに対応方針も異なるため、やはり早めの情報収集と準備が、スムーズな移住成功の鍵だと感じます。 もう一つ大切なのが、「誰にサポートを頼むか」という点です。 マレーシアでは、日系・ローカルを問わず、官公庁や関係機関とのコネクションが申請の成否を左右することもあります。 だからこそ、信頼できるエージェント選びが非常に重要になります。 マレーシアは“移住しやすい国”であることは間違いありません。 ですが、教育移住や母子留学は人生において大きな決断です。
僕たちは、皆さんが安心して次の一歩を踏み出せるよう、移住までの道筋を一緒に設計するお手伝いをしています。 まずは、今の段階で抱えている不安や疑問を、気軽にお聞かせください。 その一歩が、きっと理想の移住ライフへのスタートになるはずです。
最後に
私たち海外移住コンシェルジュは、 教育・生活・資産設計をトータルでサポートしています。
✅ 母子・家族・単身それぞれに合うビザの提案
✅ 現地学校・エージェントとの連携・視察同行
✅ ビザ申請・更新・ライフプラン設計 少しでも「うちも可能性あるかも」と思ったら、 まずは無料カウンセリングで“現実的な選択肢”を一緒に整理しましょう。
👉 LINE登録はこちら
※本記事は2025年10月時点の情報に基づいています。























