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大手証券会社出身者が挑む“資産残高連動フィー”という新たな資産管理

株式会社オフィス115 矢野亮介社長

大手証券会社出身者が挑む“資産残高連動フィー”という新たな資産管理

「証券会社勤務時代に感じていた違和感を取っ払い、お客さまの資産が増える喜びが自身の売上にもつながるような理想の形を追求したかった」と話すのは、IFAとして資産管理を行う株式会社オフィス115の矢野亮介社長。

 矢野社長は九州大学法学部を卒業後、野村證券に入社。13年間の勤務を経て、2018年に株式会社オフィス115を創業した。今年で設立から丸3年を迎えるが、同社は一貫して楽天証券が提供する“資産残高連動フィー”の形態で顧客の資産管理に努めている。この制度は、売買手数料を受け取らない代わりに、顧客の預かり資産残高に一定の率を乗じた額を報酬として受け取る形態。顧客との利害関係が対立せず、顧客の資産残高が増えれば同社の報酬も増え、減少すれば報酬も減る関係だ。欧米諸国ではすでに定着しつつあるが、国内でこの形態に取り組むIFAはまだまだ少ない。「従来の売買手数料の報酬形態に比べると収益力は低いものの、その分当社のファンになっていただき、パイを増やすことで勝機はある」と自信を見せる。

 

総合的・長期的なサポート体制を構築

 オフィス115では、資産管理に限らず相続対策をはじめとした総合的なライフプランのサポート体制も整える。例えば保険については積み立て型から医療保障まで幅広く対応し、法人に向けには福利厚生や事業保障、退職金対策などのアドバイスを実施。相続対策で不動産関連の相談が寄せられた際は、自社の宅建士資格保有者が対応できる体制も整える。さらに士業等の専門家ともパートナーシップを結んでいることから、「税務関係などで専門的なご相談をいただいた時、その分野の専門家をすぐにご紹介できるのも当社の強み」と話す。

 

 “長期的な視点で顧客と寄り添う”をモットーとする同社。積極的な拠点展開を考えていない理由についても、「サービスの品質を維持するためにも、まずは地元福岡に土着してメンバーの提案力を高め、長い時間軸で責任感をもってアドバイスに取り組むことでお客さまの信頼を獲得していきたい」と語る。こうした姿勢は普段の言葉使いにも表れており、例えば同社では顧客に株を買ってもらった際、「売った」ではなく「買った」と言う。それほどに顧客の資産を“自分ごと”と捉え、長期にわたって真剣に向き合っていることがうかがえる。

 

不撓不屈の精神を持ったメンバーが集結

 所属するメンバーはいずれも大学のアメフト時代の後輩で、矢野社長の不撓不屈の精神を受け継ぎ、日々の業務に真摯に取り組む。「学生時代、目の前の相手を倒すためにひたすらまっしぐらに練習をしていた頃のように、必死になれる仕事をしたいという同志が集まっている」と話す。メンバーはいずれも野村證券出身で、それぞれが強い想いを持って仕事に励んでいる。(詳細については同社サイトにアップされている動画を是非ご覧いただきたい。)

 

 まだまだ日本では馴染みのない報酬形態だが、顧客とWin-Winの関係性で社会的意義を持って顧客の資産管理に取り組むこの制度は、まさに矢野社長が長年追い求めていた理想の形なのだろう。最後に矢野社長は「とにかくブレずに居続けることが大事。自信を持って誇れる仕事なので、自負心を持って積極的に色んな人に会い、伝え、買っていただくことが今後私自身が取り組んでいくべきこと」と抱負を聞かせてくれた。

 

 新たな資産管理に挑戦するオフィス115。覚悟を持って顧客と向き合うその姿勢は、真っ直ぐに相手に向かっていくアメフトの不撓不屈の精神が感じられた。

 

<社長の横顔>
1981年生まれ。福岡県出身。泰星高等学校(現上智福岡高等学校)卒。九州大学法学部卒。趣味はゴルフ。トップの写真で手に持っているのは、打ち合わせスペースに飾られている社名入りのオリジナルTシャツ。

<会社概要>
社  名 株式会社オフィス115
設  立 2018年8月
代  表 矢野 亮介
所 在 地 福岡市博多区博多駅前3-19-14 ビーエスビル博多6階C号室
電話番号 092-433-2115

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