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博多駅で馴染みの「よかたい」が業態転換とエリア拡大で再起を図る

株式会社快適空間創造研究所 緒方伸太郎社長

博多駅で馴染みの「よかたい」が業態転換とエリア拡大で再起を図る

 博多駅近郊で「立ち呑み酒場 よかたい」など居酒屋業態を6店舗展開する株式会社快適空間創造研究所。2019年12月期は念願の年商10億円を達成するなど、“全店黒字”を強みに売上を伸ばしてきた。ところがコロナ禍により売上は減少。そこで緒方伸太郎社長が新たな一手として取り組んだのが、大胆にもフランチャイズ(FC)加盟による出店だ。

 同社は2020年12月、博多駅近郊に居酒屋とパスタ屋を各1店舗、21年3月には西新に餃子屋をオープンしているが、いずれも全てFC加盟店として出店している。これについて緒方社長は「独自ブランドでの出店は準備に半年、オープン後も半年程度はつきっきりとなる。一方FC だとマニュアルから店舗作り、スタッフ教育まで全て本部対応なので、圧倒的に出店スピードが早い」と話す。

 直営店については、居酒屋から非アルコール業態のとんかつ屋へと業態転換を図った。出店エリアも博多駅近郊から市内まで拡大し、今年4月には早良区西新に「よかたい西新店」をオープン。今後はテイクアウトやファミリー層の取り込みを強化するべく、ロードサイドなど都心部以外での出店も検討している。現在FC・直営を含む全10店舗を運営しているが、非アルコール業態で売上構成比の3割まで高めていく構想だ。「勝機の見込める物件が見つかれば出店を検討するが、まずはコロナが収束し、フラットな状態で各店舗の本来のポテンシャルを確認したい」と当面は静観するようだ。

 
 

コンサル会社での経験生かし、現場の「見える化」を提案

 代々続く酒造メーカーの息子だった緒方社長は、とあるきっかけからコンサルタントを目指し、33歳でコンサル業界に入った。3社で経験を積み、6年前に快適空間創造研究所の社長に就任。就任と同時に当時飲食事業1本だった同社にコンサル事業部を新設した。コンサル事業部では温泉旅館やシティホテル、ビジネスホテルなど宿泊施設を対象に、緒方社長を含む2名体制で顧問案件に取り組んでいる。

 新型コロナウイルスの影響でコンサルの顧問先は数社減ったものの、最近では山口県の金融機関や熊本県の公的機関など、九州各地から依頼が来ているという。「一つひとつの案件に誠実に取り組んできたことが評価され、ご紹介いただく機会も増えてきている」と話す。そんな緒方社長が顧客のニーズに応えた新たなサービスとして考案しているのが、現場のオペレーションの見える化を目的とした、“お試し”のコンサルティングサービスだ。同社がコンサルタントして3ヶ月間現場に入り、オペレーションの現状把握・分析や実際に現場で働く人達のヒアリングなどを行い、クライアントの弱点や改善点を抽出。現場のオペレーションに入り込めるという自社の強みを生かした新サービスとして、今後中小企業向けに展開していく方針だ。
 
 

今年で創業50年 新たな事業の柱も模索中

 今年で創業から半世紀を迎えた同社。「本当だったらどかーんとお祝いでもやらんといかんとやけどね・・・」と肩を落とす緒方社長。しかし、その瞳の奥は煌々と輝いている。続けてこう述べた。「本業である飲食事業をコロナ収束後に売上7割でもキャッシュフローが出せるような体質にしていく。そのためにはオペレーションの改善、売上構成の変更が欠かせない。店舗数を拡大するよりは、まずは全店での黒字化に力を注いでいく。コンサル事業は2名体制でしっかりと回せていけるよう体制を整え、案件を獲得していく」と既存事業の基盤強化に意欲を見せる。さらに今回のようなパンデミックに備え、今後は既存事業に加え新たな収益の柱も模索しているという。

 コロナ禍で飲食・観光業界はいずれも大きな影響を受け、同社も本業である飲食事業はもちろん、宿泊事業者向けのコンサルティングも少なからず打撃を受けた。しかし、次なる創業60年、70年を見据え再起を図る同社のミライは、コロナ禍を乗り越え、一層輝きを強めていくのだろう。

 
 

<社長の横顔>

1975年生まれ。熊本県出身。趣味は車で、歴代車はレビン、RX7など。現在の愛車はカプチーノで、フルバケットシートを入れているという。

<会社概要>

社  名 株式会社快適空間創造研究所
創  業 1971年12月
設  立 1975年6月
代  表 緒方 伸太郎
所 在 地 福岡市博多区博多駅中央街6-11
電話番号 092-441-0085

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