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工学博士が挑む!業務の仕組化・共有化でDX化支援

株式会社EDAHA 黒瀬 啓介社長

工学博士が挑む!業務の仕組化・共有化でDX化支援
 「私たちのミッションは、実際の現場業務で発生している本質的なニーズから新しい“アタリマエ”を見出し、世の中を“ベンリ”にすること」と話すのは、パッケージソフトの提案、設計、開発、保守、運用を手掛ける株式会社 EDAHA(福岡市中央区渡辺通)の黒瀬啓介社長。
 黒瀬氏は広島大学で環境工学を専攻し、2009年に博士号を取得。福岡に戻ったのち、北九州市に本社を置く環境系ITベンチャー企業を創業し、廃棄物管理システムの開発に従事した経験を持つ。「多くのクライアントに基幹システムを導入いただいたものの、その他の管理業務は紙ベース。マンパワーに頼っている現状に課題を感じていた」と当時を振り返る。現場の作業の中には、基幹システムだけではカバーしきれない、あるいは仕組み化がされていないために、手間のかかる非効率的なアナログな業務が複数存在するという。こうした現状を自らの手で改善していきたいという想いの元、2021年7月に同志を持つ3社で株式会社EDAHAを設立。「社名の「EDAHA(エダハ)」には、各社の基幹システム(幹)を生かし、派生した枝葉から新しい芽が産まれて花が咲き全体が完成するイメージが込められている」と話す。
 
11月のリリースに向け業務改善システムの試作を運用中
 直近では、「スマートコントラクト(※)」の概念を応用した「履行決済」という技術を応用した見積もり・契約・請求書管理・入金管理における業務改善システム「EDAHAシステム」の開発に力を注いでいる。担当部署等が細分化されている見積もり、契約、請求作業のすべてを一元化(DX化)できるというもので、試作システムを試験的に導入した企業では、商品受領時に相互承認し請求書が確定するための請求書発行工程を全て無くし、共有化・仕組化したことで、導入前と比べ約90%にあたる約270万円/月の経費削減に成功している。「確認ミスはもちろん、ダブルチェックなどの確認作業が不要になったことで、結果的に売上が2倍になっても2倍の人件費がかからない方法を提案できた」と自信を見せる黒瀬社長。今年11月のリリースに向け、着実にプロトコルでの実績を積み重ねているようだ。
 ※ある契約・取引について「特定の条件が満たされた場合に、決められた処理が自動的に実行される」といった、契約履行管理の自動化を指す。
 
安定的な企業基盤とネットークを強みに2028年の上場目指す
 同社はパートナー企業を含めた経営インフラを足がかりに、2028年までの上場を目指している。「ゼロからのベンチャーとは異なり、安定的な企業基盤が私たちの強み」話す黒瀬社長。前職での廃棄物処理・管理のDX化支援の経験を元に、新たなビジネスへと派生させる動きは、まるで若木が枝葉を増やしながら大樹へと成長していく様のようだ。
 同社の力強い新芽が芽吹く日は、そう遠くないのだろう。

 
 
 

<代表の横顔>
1979年福岡県生まれ。広島大学在学中に環境工学を専攻し、2009年博士号を取得。2010年に北九州市で知人と共に廃棄物管理に特化した業務用の管理システムを開発した「株式会社グリーナー」を創業。2021年に新たな取り組みとして「株式会社EDAHA」を設立。現在までに5つの環境やシステムの特許を取得しており、EDAHAでは主にシステム開発を担当している。
 
<会社概要>
社  名 株式会社EDAHA
設  立 2021年7月
代  表 黒瀬 啓介
所 在 地  福岡市中央区渡辺通5丁目10-18 ibb Bloom Tenjin 206
電話番号 092-518-1403
 

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